2009年11月05日
テーマー:十一月
酒はあついのがよい
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11月は霜が降りて冬が近いことを知る月で「霜月」という。
この季節になると恋しくなるのが熱燗の日本酒である。
“春さん蛸のぶっ切れをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿“
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酒は詩を招くというが、この逸題はい井伏尊二が行きつけの新橋よしの屋でよんだものの一部です。
戦前昭和十年代父の飲む酒は日本酒一本やり
晩酌は錫のちろりでぬる燗をチビリチビリ |
小学生の私は三日にあげず一升ビンを下げてすぐ近くの酒蔵にかよった。
なじみで“今日は”と店に入ると、何も言わなくてもハカリ売りの酒を一升ビンに満たしてくれた。
戦後父は上京する時は必ず地元の真澄正宗を2本束にして下げてきた。
その酒を飲み終わると、東京の酒は口に合わないと言って帰っていった。
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戦後日本が復興し生活も豊かになると酒の種類も多くなり酒の飲み方も大きく変わった。
ビールをはじめウイスキー、ワイン更には第三のビール発泡酒焼酎甲類など。
その中で押され気味の日本酒は日本独特の春夏秋冬という気候が生み出したお酒で燗してよし、冷やしてよしという世界でも珍しいお酒である。
かって、日本酒は「特級」「一級」「二級」と酒税システムによって区分されていた。それが平成4年に精米歩合とか醸造方法によって「大吟醸」「吟醸」「本醸造」とか「山廃仕込み」など実に多彩で品質面でも最良の時といえる。
酒は百薬の長である。適度に飲んで健康で長寿を楽しみたい。 |
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