2007年06月18日

仲夏に思う

仲夏に思う
6月の初めの日曜日,バスの中,突然の雷雨である。篠突くような雨,それに稲光,間をおかずゴロゴロドカンという雷の音。
今にもバスの屋根を直撃するのではないかと肝を冷やした。

うしろの席のご婦人の仲間の話しが耳に入った。“何か異常ね,東京もいよいよ亜熱帯化したのかしら”
私はふと「国敗れて山河あり」ではなく「国繁栄して山河なし」になるのではないかと思った。
世の中あまり便利になりすぎて,自然がどんどん破壊されている。
ちょっと話が変わりますが,懐かしい話です。
ginza.jpg
「わが路地の帯のごとしや暮れの春」わが店の路地は銀座1丁目のどんじりにあり,さまざまな水商売の店が十数軒ひしめき合って暮らしていました。
狭い路地に水を撒くと,向かいのバーまで及んだものです。
開店当時は,どの店も冷房などなく,路地は日が落ちると涼風が吹きぬけていました。…それがどの店も冷房を備えるようになり,お向いもこちらも熱風を路地に吐き出すので,まさに路地は灼熱地獄と化してしまいました。
ところが現在残っているのは魚屋とお鮨屋,右隣のバー,私の店だけとなり(地上げ攻勢で) 現在は開店当時のように日が落ちると,涼風が吹きぬけています。冷房より自然のほうがはるかに肌に快く感じられるものです。
銀座・女将のグルメ歳時記(鈴木真砂世)1991年文化出版局。
10数年前には都会でもこんな日本があったのです。
先日ドイツサミットで温室ガス半減真剣に検討という議長総括がありました。
美しい地球を後世に残すのは全世界の人々の義務です。
手近の出来ることから始めましょう。

寄稿:河西広報理事



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